【調査】制服買取デジタルウェブはブルセラショップでした
不要になった制服を買い取ってくれるショップがインターネット上で増えているのをご存知でしょうか。
たくさんの制服買取業者がある中で、なんと制服買取を専門にしているデジタルウェブがブルセラショップだったという噂が!
そこで今回は、制服買取デジタルウェブが本当に怪しいブルセラショップなのかを徹底調査してみました!
制服買取業者が注目を集めている理由
中学や高校で使用していた制服は、転校や卒業を機に不要となるものですよね。
親しい後輩がいる場合は、その人に譲ってあげるという人もいるでしょう。
まだまだ着られる制服を有効活用するためのもっとも確実で安心な方法ですよね。
譲りたい人が周りにいない場合はどうしますか?
次に考えられるのは
・捨てる
・寄付する
・売る
という選択肢です。
「どうせなら売ってお金にしようかな」
そう考える人も多いはずです。
実際に制服を売る手段としては、フリマアプリやネットオークションを利用するのが最も手軽でしょう。
しかし、これらのサービスでの制服を販売は禁止されています。
もし出品した場合は、その人のアカウント停止などの重い処分が課せられることになります。
こうした背景が、古物商として認可を受けた制服買取専門店を利用する人たちが増えてきた理由といえるのではないでしょうか。
ブルセラショップと制服買取業者の違い
ブルセラショップとは、使用済みの制服や体操服、スクール水着や靴下、下着などを女子高生から買取り、そういった趣味を持つ人たちへ販売を行うアダルトショップです。
数年前は大きな社会問題となりましたが、地方自治自体で青少年保護法が制定され、使用済みの制服を未成年者が売却することは厳しく制限されるようになりました。
しかし、未だにこうしたブルセラショップは日本の各地に点在しています。
不要になった制服は、古物として扱われることになります。
健全な目的で中古制服を探している人は、古物商として公安委員会から認可を受けた制服買取業者を利用するべきです。
万が一の責任の所在が明らかで、個人情報の管理や取引内容の有無なども厳重に管理されています。
売却後のトラブルを防ぐためにも、違法なブルセラショップやSNSなどを利用した個人間での取引は絶対にやめましょう。
制服買取デジタルウェブの特徴
デジタルウェブは
・事前に買取価格がわかる
・見積もり無料
・宅配買取や出張買取もOK
というキャッチコピーでホームページを展開しています。
売った制服は、制服コレクターに向けてオークション販売をしているとのことでした。
「制服コレクターがどんな人たちを指しているのか?」
「コレクターというと聞こえはいいけれど、アダルト目的なのでは?」
と思いませんか?
ただ、ホームページを見る限りでは
「匂いはクリーニングできれいに除去するので、アダルト目的で利用されることは少ない」
「ネーム入り刺繍があっても個人を特定する情報にはつながらないので、その後のトラブルになることもありえない」
とのこと。
そんな確信はどこからくるのか。
また、その保証はされているのかどうかなど、いくつかの不安が残ります。
業界最多の買取実績があるというデジタルウェブ。
Twitterでは、日本全国からたくさんの制服を買い取っているとの実績が公開されています。
ただ、買い取ってもらえるのは女子制服のみのようで、男子制服の買取の有無についての明確な記載は見つけることはできませんでした。
気になる点としては、デジタルウェブのホームページ上に公安委員会からの認可番号が記載されてなかったこと。
デジタルウェブは、古物商としての認可を受けてない可能性が高いです。
制服買取デジタルウェブの怪しい点7つ
1.登録されている店名が表記名と異なる
ホームページや口コミサイトを見ても紹介されている表記名は全て
「Digital Web(デジタルウェブ)」
となっているにもかかわらず、登記名は
「Digital Wave(デジタルウェーブ)」
となっているのです。
怪しいので早速調査したところ、買取を行うのが「デジタルウェブ」販売を行っているのが「デジタルウェーブ」とのことでした。
2.リンクのほとんどは査定・買取申し込みフォームへジャンプする
デジタルウェブのホームページは、設定されているリンクのほとんどが査定・買取申し込みフォームへジャンプするものでした。
これでは「早く申し込め」といわれているような気分になってしまいます。
3.他社の誹謗中傷が多い
デジタルウェブのホームページでは、他社への誹謗中傷がかなり目立ちます。
ピーチメロン洋品店やさくらやなどの実名を出し、堂々と誹謗中傷の書き込みが見受けられるのはさすがに不快感を覚えました。
特にスクユニや制服販売ドンキーへの批判は明確で
「何かうらみでもあるのだろうか」
「自社サービスに自信があるなら、他社はどうでもいいのではないか」
「どうしてこんなに他社を貶めるような書き込みをするのだろう」
と首をかしげてしまうほどでした。
4.購入者は制服コレクター
デジタルウェブで制服を購入する人たちの多くは、制服コレクターなのだとか。
コレクターと聞くと、なにやら高価なアンティークや古物をイメージしてしまいますが、自分の気に入った制服を買い集めているマニアたちといったほうが近しいのではないでしょうか。
アダルト目的ではないということですが、実際にネーム入りの刺繍がされたままの制服を購入してどんな目的で使用しているのかはわかりませんよね。
5. 当店だけの価格保障システムとは?
デジタルウェブには「見積価格=買取価格の当店だけの価格保証システム」が設けられているとのことでした。
しかし、この価格保証システムがどのような仕組みで、私たちにどんなメリットがあるのかなどの記載はありませんでした
6.個人情報保護方針が不明瞭
古物商として許可を取る際には、個人情報保護指針の遵守とともに、その内容を明確に記しておくものです。
個人情報保護指針には
・個人情報保護指針
・「個人情報の適正な取得
・個人情報の利用目的
・個人情報の安全管理・保管
・第三者への提供について
・保有個人情報の開示・訂正
・個人情報保護指針の継続的改善
などがあります。
古物商の認可を受けた業者であれば、こうした記載内容はしっかりとホームページに掲載しています。
しかし、残念なことにデジタルウェブのホームページに書いてある内容は一体何のことを書いてあるのかわからず、かなり不明瞭なものでした。
古物商としての登録をきちんと行っているのであれば、お店の信頼度にもつながる記載内容は明確かつ、正確なものでなくてはなりません。
7.リンク先が怪しいランキングサイトだった!
トップページの一番下に「Web Shop探検隊」というリンクが貼られています。
ここをクリックすると、制服や学生服を販売しているショップがランキング形式で掲載されていました。
一見普通のランキングサイトなのかと思いきや、デジタルウェブが買い取った制服を販売しているネットオークション「制服市場」と一緒にたくさんの「ブルセラショップ」とはっきり明記されたサイトなどが掲載されていました。
店主からのアドバイスが疑問
デジタルウェブのホームページのトップに店主のアドバイスがありました。
気になる内容が記載されていましたので、大まかな内容を以下でご紹介しておきます。
1個目
デジタルウェブで制服を購入する人の多くは、制服のコレクターとのこと。
コレクターのほとんどは、リボンやブラウス、靴下、体操服など、すべてセットで購入したいという傾向が強いため、高値で買い取ってもらうには、セットで売却するほうが良いとのことでした。
2個目
店長の主観による人気制服の評価や、実際に人気の高い制服傾向などが記載されていました。
詳細内容を見ると、ブレザーやチェックスカートなどの制服が高い人気を誇っているとのこと。
ワンピースやセーラー服などあまり人気はないが、希少性からの評価は高いとのことのようです。
閉校・モデルチェンジで見ることのできなくなった古い制服もこのような評価があるからこそ、買取の対象となっているのがわかりました。
3個目
デジタルウェブを利用する制服コレクターは、それぞれのお気に入りの学校があり、そこの制服をコレクションする傾向にあるとのこと。
やはりコレクターというニーズがどんな客層であるのかが少し不安にですね…。
4個目
デジタルウェブによると、制服の買取は”技術”なのだそうです。
制服を売りたいと考えている立場からすると
「どんな技術なのだろう」
と考えてしまいますね。
たくさんの制服を見てきたので、デザインの傾向やその価値がすぐにわかるというのがその”技術”だそうですが、正しい査定をしてもらうためには、豊富な経験や実績を身につけたプロの鑑定士による査定を希望したいところですが…。
5個目
口コミが記載されています。
といっても、デジタルウェブに寄せられた悪い口コミは他社からの「嫌がらせ行為」であり、不当な評価が書き込まれているとの批判内容でした。
先述しましたが、やはり自社サービスに自信があるならば、このような他社への批判を自社のホームページに記載してしまうのはいかがなものか…と疑問を感じました。
6個目
制服を売るタイミングについてのページでした。
それでもやはり他社への批判を匂わせるような文章でした。
7個目
制服を買い取った後の取引の流れについて記載されていました。
こちらも他社の比較が中心でした。
8、9個目
8個目9個目はどちらも「制服リサイクル店に~」のページにジャンプしました。
リンク設定のミスなのかと思いますが、修正されていないのが気になりました。
10個目
デジタルウェブ店主のアドバイス10カ条の最後は査定方法について、他社の査定方法を批判する内容でした。
ここまで読み進めてくると「やっぱり…」と感じてしまいましたが、やっぱり誹謗中傷やネガティブな言葉だけがただひたすら書き込まれているのを見るのはあまり楽しい気持ちにはなれないものですね。
デジタルウェブが運営するブルセラショップ
さらにデジタルウェブが運営している別サイトでは、買い取った制服を高額で販売しているとの情報も。
早速調べてみたところ「ささのゆ」というアカウント名の学校制服の買取&販売をしている個人事業主が出品していることがわかりました。
ささのゆさんはtwittterを中心に宣伝活動を行っているようで、有名私立 学校の制服が写真付きで紹介されていました。
どこから仕入れているのだろうと思われるような珍しい品物もありましたが一部、競合を中傷するような書き込みが気になりました。
ささのゆさんが制服を出品しているネットオークションサイト「制服市場」は、スクール水着なども販売されているブルセラショップです。
販売価格は、ブラウスで7,000円〜、一般的な中学・高校の制服セット価格が30,000円〜、人気のある有名私立校の学生服だと、高いものでは300,000円〜で販売されているものもありました。
これらの制服をどれくらいの価格で買い取ったのかは不明ですが、こんなに高額で販売されているところを見ると、やっぱりデジタルウェブそのものがブルセラショップの一角であることは間違いなさそうです。
制服買取デジタルウェブの口コミ
デジタルウェブは制服買取業界で口コミ評価No.1とのこと。
実際に利用した人の声を調査してみることにしました。
口コミサイトに掲載されている2018年の口コミを見ると
・買取額が低すぎる!絶対に利用したくないです!HPがいかがわしい感じだった時点で気付くべきでした。
・制服買取専門店 デジタルウェブ で制服を買い取ってもらいましたが後日調べたところ制服市場というオークションサイトでstaybluささのゆというIDを使って約5倍の価格で販売されていました。そんな高額価格で販売できるのならもっと高く買い取ってほしい。買取金額が安い業者なので皆さん気を付けてください。
・がっかりでした。 広告と裏腹にかなり安く引き取られ、後からネットで見たら、同じ商品が倍以上三倍近い価格で売られていました。
・勉強不足の私がいけないのでしょうが、他店のお店でもこんな扱いを受けた事はありません。ひたすらびっくりです。
・ホームページを参考にして利用しましたが、全く内容に違いがあり、騙された気しかしませんでした。
・ 数点査定をお願いしましたが、全くお話にならない内容でした。
・返送されてきた箱もタバコ臭くなっており、不信感しかありません。
・買取額低すぎ!対応ひど過ぎ!二度とかかかわりたくないです!他の店にて倍以上で買取してもらいました。
などの書き込みが見られました。
ご覧の通り、デジタルウェブの対応には不満を抱いている方がとても多いようです。
【結論】制服買取デジタルウェブは怪しいブルセラショップだった
デジタルウェブについて調査してわかったことは、
・ホームページがかなり怪しい
・他社の誹謗中傷が多い
ということでした。
秋葉原には、デジタルウェブで買い取った制服や体操服を販売するブルセラショップ「デジタルウェーブ」があり、店頭販売・通信販売の両方を展開しています。
もうお分かりかと思いますが、結論を申し上げますと
デジタルウェブはブルセラショップであり、ブルセラショップでの制服買取は違法です。
使用済みの制服をインターネットやブルセラショップで安易に買い取ってもらう・販売するなどの行為は、青少年育成保護法に触れている可能性があります。
「クリーニングに出さなくてもよい」という記載は匂いがついているものの方が高く売れるため。
きちんとクリーニング済みのものを高く買い取ってくれる優良な制服買取業者を見つけることが何よりも重要なポイント。
しっかり吟味してよい業者を選ぶようにしましょう。